呼吸器外科
ごあいさつ
肺の病気は早期発見で、あなたに合った最善の治療を
外来は水、木曜日に行っています。その他の曜日でも、通常の外来および急患にもできる限り対応致しております。当科は、呼吸器外科専門医合同委員会の呼吸器外科専門医制度関連施設として、また新専門医制度による呼吸器外科専門研修連携施設として認定されています。呼吸器外科専門医2名が常勤スタッフとして診療に従事しており、診療内容は原発性肺癌や転移性肺腫瘍などの肺腫瘍性疾患や自然気胸といった嚢胞性肺疾患など、胸部疾患に対する外科治療を中心としています。また肺癌等胸部悪性腫瘍に対しては呼吸器内科・放射線科とのキャンサーボードにて症例ごとに様々な視点から病態を検討し、手術のみならず化学療法や放射線療法など、最善の治療方針が選択できるように心がけています。
今後も肺癌の患者さんは増加することが予想されますが、早期発見をもたらすがん検診の普及、啓蒙に努め、早期に発見された患者さんには負担の少ない手術治療を行い、進行期で発見された患者さんに対しては最新の医療技術を導入した集学的治療を行い、治療実績の向上に寄与したいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。
医療機関の認定
呼吸器外科専門医合同委員会関連施設
診療内容・特色
当科の中心となる原発性肺癌に対する手術においては、胸腔鏡下での手術を中心とし、患者さんへの侵襲はできるだけ軽く、治療効果は最大限に得られるような手術を心がけています。かつての手術と比較し術後の回復も速やかで、患者さんによっては術後数日で退院することも可能です。一部の肺癌ではより負担が少ないとされる単孔式胸腔鏡下での手術も行っており、患者さんの侵襲はさらに軽く、傷の大きさなど美容面でもメリットのある手術も行っています。気胸に対する手術や、肺末梢病変に対する部分切除術、神経鞘腫等後縦隔腫瘍などに対しても同様に単孔式を含めた完全胸腔鏡下での手術を主に行っております。
近年の非小細胞肺癌の5年生存率は47.5%、10年生存率は34.5%と報告されておりますが、手術手技の向上や術後補助療法の導入、新規抗癌剤の開発等で年々改善しています。
手術のアプローチ
医師紹介
呼吸器外科部長
高祖 英典こうそ ひでのり
専門分野 | 呼吸器外科 |
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専門医・認定医等 | 医学博士 日本外科学会専門医 呼吸器外科専門医 日本ロボット外科学会Robo-Doc Pilot(国内B級) 日本肺癌学会九州支部評議員 日本胸部外科学会九州地方会推薦評議員 |
呼吸器外科副部長
伊藤 謙作いとう けんさく
専門分野 | 呼吸器外科 |
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専門医・認定医等 | 医学博士 日本外科学会専門医 呼吸器外科専門医 日本ロボット外科学会Robo-Doc Pilot(国内B級) 胸腔鏡安全技術認定医 日本内視鏡外科学会技術認定医 |