赤十字は、アンリー・デュナン（スイス人：第一回ノーベル平和賞受賞者）が提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界190の国と地域に広がる赤十字社・赤新月社のネットワークを生かして活動する組織です。
日本赤十字社はそのうちの一社であり、西南戦争における負傷者救護で初めての活動を行って以来、国内外における災害救護をはじめとし、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動しています。
この度、大分赤十字病院では、地域医療支援病院として地域のみなさんが健康な毎日を過ごしていただくために少しでもお手伝いができないかと考え、「出前講座」を行うこととなりました。これまで、当院では院内でのみ「健康講座」および「看護教室」と題して、医師、看護師等による健康に関する講座を開いて参りました。しかし、そこでのアンケートから「院外においてもこのような講座を開いてほしい」「仕事があるので休日や夜間に開催してもらえないか」といった要望が多く寄せられていました。
そこで、院内で検討を重ねた結果、今年度から「出前講座」の開催が決まりました。当院の医師をはじめ、看護師や薬剤師、理学療法士等の医療専門職が、みなさんの地域に赴き、講座を開きます。皆様方のご希望にできる限りお応えできるように対応して参りますので、是非当院の「出前講座」をご活用ください。
そしてこの「出前講座」が赤十字をご理解いただく場となり、同時に当院を身近な存在として感じていただき、当院に対しご意見、ご要望をお聞かせいただく場になればと考えております。よろしくお願い申し上げます。